うつ状態になりやすい人となりにくい人

ゴールデンウィークを過ぎたこの時期に注意が必要なのが、5月病というメンタルダウンです。

特に新入社員や人事異動など環境変化のあった方が新しい環境への適応がうまくいかずなんとなく体調がすぐれない。やる気が出ないなど心身に不調があらわれる症状です。

そんな症状の変化は日常生活の中でうつ状態になりやすい人となりにくい人が研究結果からわかっています。

これを提唱するのが、精神科医の藤野智哉先生です。藤野先生が教える「うつ状態になりやすい人となりにくい人」の5つの違いを紹介しますので、思い当たる人は気をつけてほしいと思います。


精神科医が教える5つの違い


①メールの返信が早い人はうつ状態になりやすい

メールの返信が早い人は物事に対して「こうあるべきと考える」傾向があると言われている。アメリカ精神科医アーロン・ベックが1963年提唱した認知療法にも活かされている考えで心理学会の定説となっている。

つまり、すぐ返信すべきと考える人はしんどくなりやすくなる恐れがあります。


②週3時間、運動する人はうつ状態になりにくい

2019年ハーバード公衆衛生大学院の研究では、週3時間運動する人はうつ病発症リスクが低いことがわかっています。

一定のリズム運動をすることで幸せホルモンであるセロトニンが活性化し、怒りや不安をつかさどる扁桃体の活動を抑制し、血中のストレス物質の量が低下します。1日20分以上の運動をやればよいので、気軽にできるウォーキングやジョギングがおすすめです。

セロトニンの減少がうつ病に影響すると言われている。


③日常生活で間食が多いとうつ状態になりやすい

2018年うつ病とメタボの関係について、日本人1万人を調査した結果、うつ病経験者は間食や夜食が多く、朝ごはんをほとんど食べない人が多かったという結果が出ています。

うつ病には、不規則な食生活が関係している可能性があり、間食を控え、3食きっちり食べる生活習慣が大事である。

うつ病予防に効果のある食材があります。

それはブロッコリーに含まれるスルフォラファンがうつ病予防や再発防止に効果があることがわかっています。


④ため息をつく人はうつ状態になりにくい

ため息はバランスが崩れた時に、自律神経の働きを回復させる体の作用で、そのあとに深呼吸をするとリラックスをもたらし体も緩み楽になります。



⑤イライラを笑いに変える人はうつ状態になりにくい

イライラした時に笑いに変えれば、イライラの感情を消し去ることが出来ます。

頭の中で「イライラ」を「ムラムラ」や「キラキラ」などに変換するルールを決めておき、クスッと笑ってイライラを解消させましょう。


自分だけじゃないと考えることで心が少し楽になります。

うつ状態に近い人をみたら、何かを言ってあげなきゃとか、してあげなきゃではなく、相手が話したいことを聞いてあげましょう。

自分を好きでいることはとても大切なことです。


何かをしてあげようとすると二人ともしんどくなります。また、解決できない時は専門医につないで孤立させないことが大事です。


うつ病には、個人差があるので、体調がすぐれない場合は専門医に相談、診断することををおすすめします。


(引用)著者/あきらめると、うまくいく/自分に生まれてよかった/ 精神科医 藤野智哉先生

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