人生を謳歌するメソッド
これまで拝読した著書や著名人が発信した数々の教訓や格言、考え方などから心に響いた内容や気づいたこと、共感したことなどについて、人生を謳歌するメソッドとも言える内容をまとめたので、ご紹介します。
メソッドとは、ビジネス用語で、目的を達成するための方法ややり方、手法、方式などを意味します。
今後、あらゆる人生の中で、素晴らしい経験を重ね、後悔しない生き方とするための参考にしていただきたいと思います。よりバイタリティで活力ある生き方や仕事、生活などあらゆる面で応用してもらえると幸甚です。
◆言葉の重要性
① 暗い言葉や否定的な言葉は周囲を暗くするばかりではなく己の道を閉ざす。
② 何気ない一言が人の心を傷つけたり、やる気を失わせたり、時には死にも追いやる。
③ 悪い言葉は鋭い刀よりも人の心に深く傷をつける。言葉は麻酔より恐ろしい。
④ 暖かみと思いやりのある一言が人の心に灯をつける。
⑤ 言葉は心なり。言葉は心の足音。心清ければ声もまた香し。
◆今、自分にとって大切な事とは
(自分の使命を時計に例えてみると)
・自分の仕事は一秒一秒、正確な時を刻むことだと思って一生懸命働いた。
・今の自分にとって大切なことは考えても仕方のない先のことを考えるのではなく、自分の使命は正確な時間を刻むことである。
自分に課せられた使命や仕事を責任を持って完遂しましょう!
◆己の存在価値を行動と実績で示す
・あなたが経営者なら、あなたを採用しますか?
・あなたが上司なら、あなたの仕事ぶりを評価しますか?
・あなたが妻なら、あなたをいい夫と思いますか?
・誰からも評価されず、誰からも期待されない人間ではあまりにも寂しい。
今こそ、己の存在価値を行動と実績で示しましょう。
ある農夫が朝早く起きて畑を耕そうとした。
ところが、トラクターの燃料が切れていたので、近くまで買いに行ってきた。途中でブタに餌をやっていないことを思い出して納屋に餌をとりに行った。
すると、ジャガイモが発芽しているのを発見した。
これはいけないと思い、ジャガイモの芽を取っているうちに暖炉の薪がなくなっていることを思い出して薪小屋へ足を運んだ。薪を持って母屋に向かっていると、ニワトリのようすが変である。どうも病気にかかったらしい。
とりあえず応急処置をほどこして薪を持って母屋にたどりついた頃には、日がトップリと暮れていた。
農夫はヤレヤレ、なんとせわしい一日であったと思いながらいちばん大切な畑を耕すことが出来なかったことに気が付いたのは、床に入ってからであった。
・私たちの一日とそして私たちの一生と似た状態ではないだろうか。
・このような農夫にならないために、一日一日やるべきことをきっちり計画して実践していきましょう!
◆1日の時間はトランクのようなもの
・1日の時間は色々なものをトランクに詰める現象に似ている。
もちろん、色んなものはトランクに入りきらないぐらいある。
だから、何気なくいい加減な詰め方をしていると100入るところが80しか入らなくなりいちばん大切なものが入らなくなることもある。
・そこで、まず1日にやらなければならない仕事を全部書き出す。
・次にどうしてもやらなければならない重要な仕事を選び出す。
・最後にどうしても処理しなければならない仕事を3つに絞って順位をつけて処理する。
◆仕事の原点・企業とは
人間というのは、おかしいもので時には原点を忘れてしまう。
ついつい、楽をしたくなるものである。私たちの働くは「傍楽・端楽」の意味もあると言われている。
・働くの語源は一説によると「傍(はた)」を「楽(らく)」にするというのが語源と言われている。
・自分の為にではなく自分に身近な人を楽にするために働く。
・また、 「端(はた)を楽させる」 ハタラク=「はたの人が楽になる、である。」という意味もあると言われている。
・自分が働くことによって周囲の人々から「あいつはよくやってくれる」「彼がいるので助かる」とならなくては働いていることにならないと思うことが大切である。
・ところが、自分の給料分だけを働けばよい。俺だけ働いても仕方がない。
となりがちである。
・企業としても同じことである。
企業の“企”はくわだてごとをするという意味がある。
「企=人+止=人が止まって考えごとをする。」
・昔、農夫がクワをたてその上にアゴを置いて考えた。
だから、クワダテルと言われる。
・企業の“業”はギザギザした木に楽器を立て掛けている形を表しており、そのことから困難な事や手間のかかる仕事といった意味になる。
整理すると。。
企業とは困難なことに取組み、企てごとをすることになる。
◆ムダ・ムリ・ムラの検証
日常よく使う言葉に「ムダ・ムリ・ムラ」がある。
・ムダとは、目的に対して手段が大きすぎることをいう。
例をあげると、仕事の進捗を報告する資料を作る時に必要以上のアニメーションをつけることは「進捗の報告」という目的に対して「必要以上のアニメーション」という手段が明らかに大きくなっているので、「ムダ」であるといえる。
・ムリとは、目的に対して手段の小さいことをいう。
3人がかりで1日かかる仕事を作業量と納期を変えることなく1人だけに任せることは「仕事の完了」という目的に対して「1人に任せる」という手段が小さくなっているので、「ムリ」であるといえる。
・ムラとは、目的と手段がイコールではない不安定な状態をいう。
ムダとムリが入り混じっており、ムダとムリが頻発していて、バラツキがあることを指す。
・能力のある人が自分の実力を出し切っていないことはムダの一つである。
・脳には140億の細胞があることはよく知られている。
ところが、私たちはそのうちわずかに7~8%しか使っていないと言われている。
・そのために二十歳を過ぎた頃から1日に10~20万個の細胞がボロボロと欠けていっている。
・私たちの身体も全力投球していない人は体力のムダが生じている。
・力の出し惜しみをしていると「廃用性萎縮の法則」によりどんどん機能が衰えていく。
・昔、ある村に正直者の兄弟が住んでいた。
ある日、ロバに野菜を積んで町に売りに行った。夕方も近くなる頃、野菜が全部売れたので村めざして家路についた。
・一人の旅人とすれ違った。
旅人は「なんと要領の悪い兄弟なんだろう。ロバに何も積まないのなら誰か乗ったらいいのに」と言われてみるとそのとおりである。「お兄ちゃんから乗りなよ」と兄がまず、ロバに乗って道を進めた。
・二人目の旅人に出会った。
「兄のくせに、まだ年もいかない弟を歩かせるなんて、愛情のない奴だ」と兄は急いでロバから降りると「今度はお前が乗れよ」と言いながら、これなら文句はあるまいと手綱を引いて歩き出した。
・三人目の旅人と出会った。
「弟のくせに、偉そうにロバなどに乗りおって、年上の者を敬う気持ちはないのか」と、弟は恥ずかしそうにロバから降りて兄弟で相談した。「そうだ、二人一緒に乗れば、文句を言われることはあるまい」二人がロバに乗って日暮れの道を向かいはじめた。
・四人目の旅人がやってきた。
今度は何も言われまいと思っていたら、「小さなロバに二人も乗りおって、動物がかわいそうだと思わんのか」と兄弟は思惑がはずれた。恥ずかしそうにロバから降りてどうしようかと考えてみた。
・ロバに何も積まないで歩いていると、もったいないという。
・ロバに兄が乗ると、弟思いじゃないという。
・ロバに弟が乗ると、年長者を敬わないと言われる。
・二人でロバに乗ると、動物をいじめているという。
・残された道はただ一つ。
兄弟はロバをかついで歩いたという寓話がある。
・なんと主体性がない兄弟なんだろう。自分たちの考え方さえ、しっかり持っていれば、誰が何を言おうと気にしなければいいのに。
・事情も知らない旅人に何か言われたら過去のいきさつについて、一言言い返してやればいいのにね。
自分なりの生き方をしっかりと持って、あまり周囲の目を気にしないで、生きたいものである。
◆「淋しさ」と「孤独」は別物
・淋しさとは一時の感情であり、孤独とは一人で生きていく覚悟を決めたもの。
淋しいから、ただ話を聞いてもらうだけでは、淋しさの解決にならない。
◆スマホが淋しさを助長する
・他人とのコミュニケーション手段が増えれば、増えるほど、淋しさは増すもの。
友達とLINEでつながる、いとも簡単に返事が返ってくる。
そこで心が通じたと感じる。うまくいっている時はいい。いつまでも返事がこないと気でも悪くしたのか気になる。
はたまた、病気かと。ただ、気ばかりあせって落ち着かない。
・便利なツールが出来れば、出来るほど、人間の気持ちは追い詰められていき、余計なことを考えて不安になる。
返事が来ない時の不安。それが来た時の安堵感。
◆孤独は人を成長させる
・物事を決める時、誰かに相談せずにいられない人がいる。それも一人ならともかく、何人も相談する。
自信がないからだ。自分で考えて決めるのが怖いからだ。
なぜなら自分で決めたら、自分で責任を負わないといけないからだ。
誰かに相談して決めれば、その人に従っただけと逃げ道になる。
◆大事なことは自分で決める
・どうでもいいことを相談するのもコミュニケーションの一つだが、大事なことは他人に相談せずに自分で決めるべきだ。
最終的に決めるのは自分だから、自分で考えて意見を固める。
・他人の意見は参考になるが、結局決めるのは自分である。
◆考えるよりまず行動しよう
・何かを書くというアイデアは考えている時にではなく、書いている最中に浮かぶ。
・この法則は人間が行うありとあらゆる領域に当てはまる。
つまり、考えるだけではダメで、行動しなければならないのだ。
◆それ以上長く思い悩んでも1mmも先に進まない
・頭の中で検討を重ねることに意味がない訳ではない。
短期間でも集中して考えれば、とてつもなく大きな気づきがある。
・しかし、時間と共に新たに得られる認識はどんどん小さくなり、すぐに思考は飽和点に達してしまう。
やはり行動が必要である。
◆早いうちに軌道修正した人こそうまくいく
・修正に抱いている悪いイメージを私たちは断ち切らねばならない。
早いうちに軌道修正した人は長い時間をかけて完璧な条件設定をつくりあげ、計画がうまくいくのを待ち続ける人より得るものは大きい。
・何事もある条件設定や前提条件のもとでスタートさせ、それが進んでいく過程で持続的に調整を施すのが、正しいやり方である。
◆ものごとが全て計画どおりに運ぶことはない
・私たちは何故、何かを修正したり見直したりすることに抵抗があるのだろう。
それはどんな些細な修正も「計画が間違っていたことの証拠」のように思えるからだ。
・計画は失敗だったと落ち込み、自分は無能な人間だと感じてしまうが、実際は物事が計画どおりに運ぶことなどまずない。
アメリカ大統領ドワイト・アイゼンハワーもこんな事を言っている。
「計画そのものに価値はない。計画しつづけることに意味があるのだ」
大事なのは完璧な計画を立てるのではなく、状況に合わせて何度も計画に変更を加えること。
◆あなたが秘書をひとり採用するとしたら
・あなたは今、秘書を雇い入れたいと思っている。
求人を出すと100人の女性から応募があった。
あなたは無作為に順番を決めて一人ひとりと面接する。
面接が終わる度に採用・不採用を判断しないといけない。
翌日まで考えたり、全員が終わるまで決断を先延ばしにできない。
又、面接直後の決断を撤回することもできない。
・印象の良かった最初の人を採用すればどうだろうか?
そうすると一番優秀な応募者を雇い損ねる恐れがある。
・では、ひとまず95人の面接をして応募者全体の傾向をつかんだ後、最後に残った5人の中から、それまで面接した中で有能そうに見えた応募者と一番印象の似ている人を選んだらどうか?
・しかし、5人の中には有能な人がいないかもしれない。
・あなたならどんなふうに採用・不採用を決めるだろうか?
【解答】
この問題は数学者の中で「秘書問題」として知られる命題である。この問題の解答はひとつしかない。
①まず、最初37人は面接しても全員不採用にする。ひとまず、37人の中で優秀な応募者のレベルを把握する。
②その後、面接を続け、37人の中で優秀だった人のレベルを上回った最初の人を採用する。
この方法をとれば、優秀な秘書を採用できる確率は非常に高くなる。
・この方法だと確実に優秀な秘書を採用できる。ほかにどんな方法をとっても統計的にこの方法を上回る結果は出ない。
・37という根拠は応募者100人を数学定数(e=2.718)で割って求めた数である。
・応募者が50人だった場合は最初の18人(50÷e)を不採用にし、その18人のうち、最も優秀だった人を上回った最初の応募者を採用すればよい。
◆心が穏やかにいられるようにわざと自分を錯覚させる
・次のようにイライラすることはないだろうか。
例えば、高速道路などでスピード違反した際や路上駐車して戻ってきた際に違反切符が切られた場合、罰金を自分が支払わなければならないが、なんとも勿体ない気持ちやどれほど抵抗感を抱くかは「お金の出どころ」によって違う。
・こんな時、自分の銀行口座のひとつに「寄付用口座」を設けてから支払うようにする。
これは心の錯覚を利用した一種のトリックで心理学では「メンタルアカウンティング(心の会計)」と呼ばれている。
これはどういうことかというと、同じお金でも道ばたで拾ったお金なら働いて稼いだお金よりも気楽に無造作に使用できるということである。
・同様に交通違反の罰金を「寄付用口座」から支払うのも、こうした錯覚を上手に利用することで心が穏やかにいられるようにわざと錯覚させるのだ。
・起きてしまったことをどう解釈するか、あなた自身でコントロールできる。
よい人生を送れるかどうかは事実を前向きに解釈できるかで決まる。
◆ゲーム理論の代表的なモデル「囚人のジレンマ」
・大学でも学ぶゲーム理論。
良人か悪人かを判断するもので、共同で犯罪を犯した二人の容疑者を意志疎通ができないように別々の部屋に入れられて尋問を受ける。
A、Bの容疑者がいて、それぞれの尋問に対する回答により釈放(無罪)、懲役1年、3年、5年の結果となる。
・ケース① 両方とも黙秘
・ケース② 一方が自白して相手のせいにする、他方は黙秘
・ケース③ 両方とも相手のせいにする
◆年収1億円以上の人には共通のルールがある
・そのルールは特別な才能はいらない。
・また、最初にお金が必要になることもない。
・誰でも出来るけど、誰もやっていない習慣をやり続けることです。
・能力の差は小さいが、努力の差は大きい。
・また、継続の差はとても大きい。
・習慣の差はいちばん大きい。
◆年収1億円を稼ぎたければ早起きしろ
・成功者がやっていることには、普遍性がある。
できる事から色々やってみて、生き方を変えることが年収アップにつながる
・ポイントはどんな簡単なことでもよいから、何かで自分が1番になれる場所を見つけ出して確実に1番を獲る。
・早く出社するということは「経験」「学歴」に関係なく、本人の努力だけで実現できるので、早く出社すると目的意識が明確になる。又、優越感が自信につながる。
◆得したければ損から入る
◆職位や役割に違いはあっても人と人は平等である
・だから相手が年下であっても敬語で接する。
言葉使いは伝染するので、部下の言葉使いも変わる。
◆お願いを誓いに変える
・神社は神様にお願いするところではなく、誓いを立てるところである。
自分が神様だとして、目の前に一方的にお願い事ばかりする人と、必ず〇〇すると誓いを立てる人がいたらどちらを応援したくなるか。後者だ。お願いを誓いに変えることで、一気に本人の行動が変わる。
・お願いは他力本願で、誓いは切実な約束が前提となっており、自力で努力するもので、お願いより誓いの方が圧倒的に結果や目標に近づく。
◆劇的に変わる時間の使い方
② 自分で出来る仕事は始業時間前に終わらせる。
③ 仕事の優先順位を決める。
④ 人に任せられる仕事は人に任せる。
◆早起きの効果
・朝に余裕を持って起きて自分の時間を作っていることは夜型人間より年収が高い。
① 早起きすると目的意識が明確になる。
② 早起きすると朝の1時間で昼の4時間分の仕事がこなせる。
朝は脳がリフレッシュ状態で仕事の効率が上がる。朝は考える時間帯であり、会議は入れない。 会議を入れると朝の仕事効率が低下する。
③ 早起きすると優越感や勝った感が自信につながる。
・また、理性的に考えることができる。
④ 早起きすると仕事が好きになる。
早起き(一番出社)は生産性が上がり、物欲の価値を生む。
・年収1,400万円以上の6割が朝方人間である。
◆行動は先で 考えるのはあと
・行動することによって、はじめて正しく考えることができる。
◆会議・講義・勉強会は最前列に座る
・最前席は最後列の10回受講分に値する。また、当事者意識が芽生える。
◆好奇心を常にもつ
・常に何故?どうして?の好奇心が大事で、好奇心を常にもつ。
◆人間は死ぬまで勉強、学習しなければならない
◆何か物事の判断に迷った際は人間として何が正しいかで判断する
◆成功に大事なのはスキルと強いマインドである
・特に重要なのは強いマインドで、どんな事を言われてもめげない強いマインドが重要である。
・高い能力(スキル)と考え方や意欲・強いやる気(マインド)があるが、最も大切なのはマインドである。マインドはプラス(ポジティブ)思考からマイナス(ネガティブ)思考があり、人の魂から発する姿勢である。このスキルを上げるために熱意や努力、それにかけた時間とも言える。
◆「言われてやるだけの仕事」から「考えてやる仕事」に
・与えられた仕事を好きになるためには、コツがある。
与えられた好きでもない仕事を上司から言われるがまま、毎日同じように繰り返していては、その仕事を好きになることはない。仕事を好きになるには、少しずつ創意工夫を加える。
・例えば、もっと早く出来ないか、もっと簡単な方法はないかなどを考え、一つひとつは小さな試みでも続けていくうちに「言われてやるだけの仕事」から「考えてやる仕事」になります。
◆継続する力こそ成功に必要な真の能力になる
・粘り強く続けることができる「継続する力」こそが仕事を成功に導き、人生を価値あるものにする「真の能力」になる。
・「継続する力」は平凡に見えた人を非凡に変えていく。
◆フットワークの原則
・フットワークを常に軽く、ひとまず、一旦、とりあえずで行動する。
◆仕事に対する心構え
・本を読んだけれども行動できないのは、当たり前で、最初の第一歩を踏み出すにはとにかく、足を前に出してみるしかありません。
・TY(とりあえず やってみる)で実践してみる。
◆生産性を高めるモノの考え方
・業務の考え方は、全体を俯瞰するイメージで考えて業務する。
具体的には、自分がやる予定の業務プロセス、スケジュールと出来上がったアウトプットをイメージする。
◆何事にもハングリーに生きる
・貧しかった幼少期、我慢した子供の頃、お金がなかったあの頃、苦労した時代を思い出してあぁなりたい、こうしたいと願望を強く持ち、憧れの生活を夢見て、何事にも貪欲に生きる。仕事する。生活する。学習する。
◆全ての事は心から始まる
◆仕事は喧嘩だと考えて行動する
・若い頃にプレゼンでうまく喋れない時にどうしたらよいですかと尋ねられたことがあった。
仕事は喧嘩と思ってやる。何故、喧嘩かと言うと、喧嘩する時は出来なかったらどうしようと考えている余裕はないはずだ。
◆伸びしろを信じて挑戦する
・今の自分の能力だけを見て、“出来る”、”出来ない“を決めてしまっていては、新しい挑戦は出来ないし、高い目標を実現することもできない。もし、挑戦しなければ手持ちの技術や知識は間違いなく時代遅れになってしまう。
・今の自分には出来ないけれど、勉強し、努力することで出来るようになってみせる、という思いこそ人や企業を大きく成長させていく。
◆大きな失敗をした時は笑い話にする
・積極的にミスを話題にする。
◆楽観と悲観を使い分ける
・楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する!
①アイデアなどの構想段階は楽観的に考えるとうまくいく。
②その構想を具体的に計画に落とし込む時は、失敗のリスクを考慮するために悲観論に立って、慎重かつ緻密な計画を練り上げる。
③その計画を実行する時は、再び楽観論に戻り、大胆かつ思い切った行動をする。
◆非認知能力
・自制心、忍耐力、コミュニケーション力がやり抜く力が将来の収入に差が出てくる。
部活動や課外活動を通じて身につくもので、幼少期にしつけを受けると非認知能力が高くなる。
◆人間関係に悩んだら
・自分は価値のない人間に思えて自信をなくすが、こんな時は自分の長所を5つ書き出す。
そうすると、自信がつき、心の痛みが無意識に和らぐ。
◆努力とはよく考えることである
・努力は裏切らないと言うが、どんなに努力しても思うような成果が出ない人がいる。それは正しい努力と間違った努力であり、後者をいくら続けても成果は出ない。
・努力とは、ただがむしゃらに働くことではなく、大切なのは目標を達成するための良い方法が浮かんだら、まず実行すること。
・たいていは思った通りにいきません。すると、また考えて、また実行します。
・これを何度も繰り返すうちに、より良いアイデアが浮かび、やがて目標に到達できる。
・その過程では「もうダメではないか」と弱気になることもあるが、そんな弱気を振り払い「いや、きっと出来る」と信じて何をやればよいかを考え、実行することを繰り返すことこそが「本当の努力」であり、そのような努力を怠らない人が初めて成功を手にできる。
◆人見知りを克服する方法
・人見知りの最大の原因は自分に自信がないこと。爪を綺麗にしたり、髪や服装など、どこか一つ自分の自信が持てる場所を作ることで、人見知り克服に効果がある。
◆まず心に思うことから始めよう
・人間の行動は、まず心に思うことから始まります。
大切なのは「思い」を「できっこない」と諦めることなく、抱き続け、形にしようと努力し続けること。
◆未来はこれからの努力で変えられる
・今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる。
・今日の成果が最高だからとおごらず、最悪だからと嘆くことなく、未来を信じて懸命に努力することで、未来は輝かしいものになる。
◆お得なまとめ買いに惑わされるな!
・“まとめて買えば、安くなる”はものづくりにおいても多くの人が陥る錯覚の一つです。
例えば、100個の部品が必要な時、100個だけ買おうとすると売り手は、500個なら10%引きしますよと、値引きをちらつかせて、たくさん買わせようとします。確かに1個あたりの単価は安くなりお得のように思いますが、現実には500個全部使うことはなく、400個近い部品が在庫となる。これは食料品でも言えること。たくさん買って冷蔵庫に入れて、使わずに腐らせてしまう。
・必要なものを必要な時に必要な量だけ買うことで大切に使い、結果的に安くつくという経営の鉄則の一つです。
◆利益はつくり方で決まる
・ものの値段の決め方には2通りがある。
A 原価+利益=売値
B 売値ー原価=利益
・Aの式は最初にものをつくるため、原価を計算した上で、利益を出すという原価主義で原価に利益を加えたものが売値になり、原価が上がると、その分だけ売値も上がることになります。
・一方、Bはお客さまが値段を決めるという考え方で市場での競争で売値が決まる。売値を自分たちの意思で変えられない以上、企業が利益を出すためには原価を下げる必要になり、利益はつくり方で決まることになる。
・競争のない業界では売値はAのようになりやすく、原価が上がったら、売値を上げる方向に向かいがちです。しかし、これではお客さまのためにはなりません。お客さまが求めているのは、良いものをより安くです。そのニーズに応えるためにも、企業は日々つくり方を工夫し続けてこそ、お客さまに支持され続けるのです。
◆ネット時代の仕事やり方
・ネット時代にふさわしい働き方とは、頭でっかちになるよりも、まず行動した方がたいてい勝つ。
あれこれ悩んでいるヒマがあったら、とにかく動いた方が結果的に速く、正確にたどり着く。
・トライ&エラーで失敗してもすぐにやり方を見直して、再度トライすれば良い。
・少し前までは、PDCAサイクルを何度も回せば、最適な答えが見つかるといわれていたが、このアプローチは周回遅れになりつつある。プラン作りに時間がかかり過ぎるという致命的な問題がある。
・ネット時代にふさわしいのは、とにかく、どんどん実行して、あとから軌道修正をはかるDCPAです。
より正確には、DC→DC→DC→DCと、DCチェックを短期間で繰り返して、とにかく速く答えを見つけること。
・求められているのは、できる限り、速く結果を出すこと。
・これだけ変化が激しい時代になると、時間をかけてあれこれ調べて詳細な検討を行い、緻密なプランを作っている間に当初の状況が変わってしまうリスクがある。
・完璧だったはずのプランはあっという間に陳腐化して、いざ実行しようという時には時代遅れになってしまう。
・頭のいい人ほど、時間をかけて細部まで作り込むが、短期間で結果を出すことの最大の障害となっている。
・いきなり実行すれば、失敗はつきものです。10回トライして9回は失敗かもしれません。でも失敗したらすぐに軌道修正すれば、いいだけの話です。
・失敗してもいいという割り切りがDCPAをうまく回すコツです。
◆AIにとって代わられるかどうかが問題
・AIには読解力がなく、意味を理解しているわけではありません。
AIは我々の言うことを全然分かってない。AIは入力に応じて「計算」し、答えを出しているに過ぎません。AIの目覚ましい発達に目が眩んで忘れている方が多いと思いますが、AIは論理、統計、確率という数学の要素で作られたコンピューターで計算機なのです。計算機なので、できることは基本的には四則演算だけです。AIには意味を理解できる仕組みが入っているわけでもなく、あくまでも「あたかも意味を理解しているようなふり」をしている。しかも使っているのは、足し算と掛け算だけです。基本的には、足し算と掛け算の式に翻訳できないことはAIでは処理できません。ですから、AI研究者は世の中のあらゆることを数式で表そうと日々、頭をフル回転させている。
例えば、以下のようなことを数式で表そうと考えている。
①画像処理するための方法を
②質問に応答する方法を
③英語を日本語に翻訳する方法を
・これから色んな仕事がAIに置き換えられる中、読解力があれば、AIにとって代わられない。
・囲碁や将棋のように膨大なデータから最適手を導くにはAIは向いているが、現在のAIのしくみがどれだけ進化しても冷蔵庫の中のお茶を取るといった単純な行動(意味を理解して行動)すら難しい。
・AI時代の先行きに不安を感じ、仕事や起業をする上で「困ったこと」「悩むこと」「疑問に思うこと」など問題が山積されてと思います。できない理由を探す前に、どうやったら解決できるかを考えてください。デジタルとAIが味方にいます。
小さくても需要が供給を上回る仕事やビジネスを発見できたら、AI時代を生き残ることができます。
私たちが人間にしかできないことを考え、実行に移していくことが、AI時代を生き延びる唯一の道なのです。
◆情報を得るために雑誌を買う時代は終わった
・新たな時代を生き抜くため、女性ファション誌の常識を覆す。
雑誌で絶対やらないのは、モテる恋愛特集と占い。やりたい誌面は取っておきたくなる様な中身にする。
・情報は雑誌よりネットの方が早い現代。1週間や1ケ月の情報では読み捨て扱い。
また、雑誌のモデルは専属モデルを使わず、見た目がいいとかスタイルが良いだけでは惹かれなくなったので、イマドキ女子(インフルエンサー)を用いる。熱量の高いファンが多く他と差別化を図ることで1つ勝っている。
・銀座三越のデパ地下で飛ぶように売れている「高級トマト」。
都内だけでなく、全国的に人気急上昇中。その名は美容トマト。
これまでのトマトの常識を覆す、甘くてフルティーな味わいでバカ売れ。
・農業歴は3年でトマト作りと同じ。年間の売上げは3,000万円を突破。高価格なのに大ヒットした秘密を紐解く。
◆目標から逆算してやるべきことを論理的に遂行する!
・うまく行く人はゴールから逆算して引き算をしながら今やるべきことを淡々とやっていく。
・うまく行かない人は今からゴールに向かってやりたいことをやりたいようにやって、結果がうまくいかない事が非常に多い。
逆算①
・育児との両立は農業がベスト。
・母親も諦めたくない、仕事もキャリアアップも諦めたくない。自分で職場を作るしかない。
・理想的な職場を模索した結果、育児との両立は農業がベストに行き着いた。
逆算②
・トマトを高値で売る。
・一番高く売れるものを調べていくうちに、甘いトマトは高く売れることがわかった。高値で売るには、トマトを選択。
・3年で成功するには、他の野菜を除外した。甘いトマトさえ出来れば、ブランド化出来ると考えた。
・甘いトマトを勉強し、アイメック農法(土がないアイメックシート(フィルム):ナノサイズの穴が開いており、下の溶液を吸う)は必要最低限の水と肥料しか吸わないので、トマトが非常に甘くなる。
・熟練の腕がなくても技術革新で農業が出来る時代となった。
・現在では、最先端テクノロジーであるアイメック農法を用いて、環境にも人にも優しく、高栄養・高糖度のフルーツトマトを生産する「ドロップファーム」の代表に従事している。女性ならではの視点で農場を運営している。
・1998年龍角散は倒産寸前だったが、女性が開発した新製品「服薬補助ゼリー」で会社は回復した。
・薬は飲みにくいという常識を根本から変えた。2年間、左遷されたが、左遷されたのは、自分に問題があったのでないかと自分の欠点を考えて勉強した。
・2年間は我慢しようと考え、頑張ってダメだったらお互いの為にならない。
単なる嫌がらせだけになり、2年経って辞めようとしたが、会社体制が変わり開発に復帰した。
・考え方として、無駄なものは無い。回り道だけど無駄じゃない。あの時代があったから知識も習得出来た。あの時代がなかったら、今は未熟だったと考えている。
◆トラブル解決に一番大事なこと
・スピード(※拙速)
戦いに不測の事態が起こったときは入念な作戦を立てるのではなく、とにかく速い行動が一番。
※ 拙速(せっそく)☞ つたないが、速いのが良い。
◆自分の限界を越えたい時は常識と非常識を使いこなす
・自分の限界を越えたい時は正攻法だけでなく、一見型破りなやり方も試してみる事が大切。
◆本当に凄いのは、誰にも気付かれずに結果を出す事である
・人が見ていない所でコツコツと自分の為に努力出来る人が、実は一番凄い。
◆壁にぶつかった時の切り替え方
・スランプや壁にぶつかった時は自分がかわいいゆえ、ちょっとの事で「もう、ダメだ」と諦めてしまう。
そんな時こそ「まだ、ダメだ」と考えるようにしなくてはならない。
・まだ、ダメだと考えるならば、自分の努力が足りてない。
だから、もっと頑張らないと自分で自分の背中を押して挑戦できる。
・自分の最大の敵は自分自身であり、それに勝てるかどうかで、その人の人間としての器が試されている。
◆才能の引き出し方
・人を育てる=自信を育てる。
・現場で積んだ経験は成功よりも、もがき苦しむ失敗の方が身につくことが多い。それをどう活かすのかは自分はもっと成長したい、もっとよくなりたいという強い思いにかかっている。
・失敗と書いて成長と読む。
・予備知識は重い方がいい。先入観は軽い程よい。
・人間は三人の友を持てば、幸福になる。
① 人生の師となる友
② 原理原則を教えてくれる友
③ 直言してくれる友
・体験から学び、本から学び、人から学ぶ。
・怒りの感情は思考を停止させる。思考と感情はつながっている。そして思考と行動もつながっている。ならば行動から変えてみればよい。
・バカには逆らわない方がいい。相手に乗せられて同じように激昂するのは大損である。
・丁寧に丁寧に目の前の仕事を続けるうちに結果はおのずとついてくる。
◆緊張した時に克服する方法
・ポジティブな独り事を言う。声に出すことが大事。気持ちが落ち着く。
(例)〇今までやってできたので、諦めない
〇All is well (きっと、うまくいく) ➡ ヤクルト 山田哲人選手が実践
◆マイナス言葉が出そうになったら「ストップ」
・むかつく、ウザい、ビミョー、どっちでもいい、でも、だって、キレた、出来ない、無理、やだ~。これらは自分やまわりの人のやる気を削ぐマイナス言葉です。
・むかつく、ウザいはやる気のない自分をごまかして誰かのせいにする言葉。
・ビミョー、どっちでもいいは考え事から逃げている言葉で、自分で判断せずに結果がどうであれ傷つかない、責任逃避言葉です。
・でも、だって、キレたは自分の失敗を認めたくない、反省したくない気持ちの表れ言葉です。
・出来ない、無理、やだは何かに挑戦する前からあきらめている時に出てくる言葉で、それが自分の中で絶対的な事実になり、自分の可能性をつぶしてしまうことなる。
・誰だってマイナス言葉は出そうとなりますが、そんな時は心の中で「ストップ」と言います。こうすることでネガティブ思考がそれ以上自分の中になってこないよう食い止められます。
OK。ナイストライ!。大丈夫。できる!最高だ。とマイナス言葉と正反対言葉を心の 中で言い続けます。
◆「すみません」の言葉について
・日本人は相手を気遣うあまり、悪いことをしていないのに「すみません」と言うクセがあります。
・礼儀正しいことは日本人の長所ですが、すみませんは自分を弱める言葉で、自分がミスや失敗した時や礼儀以外のことはすみませんからはじめないことです。
◆こじつけの発想から逆転の発想
・人間は無理、だめなど、厳しそうな時に必ず「できない言い訳」をするために必死で準 備して、その理由を探そうとする。
・ほとんどの人間がそうです。屁理屈(こじつけの理屈)も含めて出来ない理由を見つけ出す時の人間はものすごい発想力を発揮します。
・これを逆に持っていく。
・出来ない理由を探すのではなく、出来る理由を探すのです!出来る 出来ると
◆優秀な人間が考えていること
・優秀な人間は環境に不満を言わない。不満を述べたところで何も変わらない。
・組織には、必ず自分と相性の悪い相手や能力的に疑問符のつく人間がいるもの。
・その中で彼らとどんな距離感でどういう関係を作って、よい結果を出すかを考えるのが優秀な人です。
・また、こんな言葉もあります。
「あなたたちは仕事を覚えに行くんじゃない。我慢を覚えに行くんだ!」と社会に出れば、理不尽なことは避けられず、だから頭にくることもしばしばです。
だから、不満を言いたくなるのですが、もともと我慢を覚えにきていると考えれば腹も立ちません。不満を言いたくなった時、それは自分の知恵や考え方が試され鍛えられるチャンスと思い前に進んでいく。
・グチや不満を言いたくなった時は言わなくて済むようにするには、何をしたらいいか?
・何が出来るか考えてきたので、基本的に不満やグチは言わない。
・自分の仕事はなんだろうと考え直した際に、自分のための仕事=やりたい仕事につながってくる。
・人のための仕事。もう一つの軸は結果を出せる。結果が出ない。ヒット商品の先には薬のおかげで助かっている多くの人の姿がある。誰か微笑んでくれれば良い。そういう仕事の仕方もある。
◆完璧主義の優等生は仕事が出来ない
・全く新しいプロジェクトを任されたとする。データ等の情報はゼロ。企画書を作るのにどれくらい日数を掛けるか?
・完璧を望む人は提出ギリギリまで粘る。例えば、2週間と言われれば、その日まで考える。
・私は遅くとも翌日には提出するという。考え方はデータがないから粗いものをまず作って提出する。
・早く出すと何が起きるかというと。。。こうしろ、ああしろと意見を言ってくる人がいる。
皆んなの意見・反応をもらい、智恵をもらいながらやると早くよいものが仕上がる。
◆仕事ができない不能な者に限ってできないことをやろうとする
・仕事ができない奴は誰がやっても無理なことを抱え込んで、二進も三進も行かなくてなってから上司に報告・提出する。
もう少し早く言ってくれれば、なんとかなったのにとなる。
・完璧主義の人は仕事が完璧になってから提出するから嫌われることになる。
有能な人は自分が出来ないことは、すぐに出来ないという。 また、出来ないことをやろうとしない。
◆Googleの入社試験での問題を解くことができますか?
Q.全世界でピアノ調律師は何人いますか?
この問題は完璧主義の人ほど、ドツボにはまる。
この問題は正確な答えを要求しているわけではない。
この問題で確認したいのは、①論理的な思考力 ②スピード である。
この問題の解き方として、仮定(フェルミ推定)として、問題を解いていく。
・世界中のピアノの台数を1億台と仮定
・実際に使用されている台数を3千万台と仮定
・1台あたり年間何回調律するか。
2回と仮定。3千万台×2回=6千万回
・1人の調律師が年間に行う回数
2台/日×250日=500台
・世界の調律師の人数
6千万÷500=12万人
全て仮定であるが、1つの考え方として、成立している。
◆プレッシャー
・人がプレッシャーを感じるのは実力以上の力を出そうとする時である。
出来なかったらどうしようと思うのは、普段出来る人しか言う資格がないこと。そうやって、心配するよりも出来たらどうしようと心配する方が力が抜けて、本番で最高の結果が出せたという実績がある。
◆社員・部下のモチベーションを高める
・よい仕事しているね。
組織が大きくなるほど、社員にとって、経営者や上司は遠い存在になるが、この言葉は「私はいつもあなたを見ています。評価しているよ」という思いが込められている。
・頑張って
この言葉は使わないように気をつけている。
頑張ってとは、頑張っていない人に言う言葉であり、自分なりに考え、行動している人には言っていけない言葉。
◆人とのコミュニケーションで時間を浪費せずに、時間効率を上げる
・結論&結果を最初に話す
ビジネスの場の報告は何においても結論&結果を先に話し、その後に経過や原因を話すこと。この優先順位をしっかりさせておかないと無駄に相手から時間を奪うだけではなく、仕事が出来ない人やわからない人と思われる。
・言いにくいことは早めに話す
相手にプラスの情報なら誰もが気兼ねなく話をしますが、マイナスの情報を伝える時は結果より先に理屈や意見をダラダラと話をする傾向があるが、たとえマイナス情報でもスパッと早めに切り出しましょう。頼み事をする時もそうです。
◆夢の設定の仕方・目標の立て方
・目標設定の仕方一つで実現の可能性が大きく変わってくる。
ある師匠から面談時に何になりたいかと問われた際、小さいフランス料理店を持ちたいと回答した。
師匠から自分が小さいと上限を決めていることが間違いと指摘。
初めから自分が出来ないと思うのと一緒だと言われたので、自分で限界を決めずに挑戦する。
・そこで、あるポリシーを持つようになった。
・どんな場面でも何かを任される時は突然来るので、○○になったら何をするのかではなく、○○でない時から考えておく。
・大役を任された時にどう在りたいかまでを考えておく。
◆チャンスを活かすには
◆今の時代はひたすらギブする時代である
・ギブ&テイクは時代遅れで、ひたすらギブすることで得をする時代
・見返りを期待せず、人に与え続けることで、より大きなものを得られて得をする時代
・アメリカの社会学者や大学の研究によれば、ギブすればするほど、得をするという。又、自分だけが情報を知っていて、独り占めせずにいかに情報発信できるかである。
・情報化社会において情報を独り占めするのは時代遅れ
これからの時代を生き残れる人は情報が発達した時代において、多少隠したところですぐに誰かが言う。
例えば、人に教えたくない素敵なレストランがあるとして隠しておいても誰か必ずネットに上げる。だから、誰よりも早く自分が発信する方がよい。そうすれば、物知り、親切、正確だねとなる。
・従来は情報=権力の時代で1人で情報を独り占めしていたが、ネット社会の情報の本質はフラット(対等に)、リンク(結び付いて)、シェア(分け合う)でギブしていった結果、信頼を貯金しているという。
・ネット社会の現代では、情報を隠す人は損をする。
◆サザエさん症候群
・日曜日の夜が憂鬱という人。
・サザエさん症候群になるのは、平日と休日にギャップがありすぎるのも一因と言われている。
・三流はダラダラと休日を過ごすが、超一流は翌日の下準備をする。
・最初の2年はとにかく仕事の量をこなせ。量が質を産む。
◆食べログなどの口コミを盲信する現代人
・食べログ3.7点前後はコストパフォーマンスが悪い店に多い。これは味の割に値段が高すぎるという意味。
・一般的に、食べログ3.5以上のお店は高評価が多い。点数でお店を選ぶのは「客はラーメンを食ってるんじゃない。情報を食っているんだ」という。
・食べログ投稿者には、比較的裕福な人が多い。比較的とは、本当の金持ちではないので、小さい頃から本当に美味しいものを食べ続けている訳ではない。お金を持っているが、それほど、舌が肥えていないので、周りの評価とか予約困難とかのステータスで判断し、高得点を付けるケースが多い。
・こういう状況が続いていくと美味しいけど高い=コスパが悪い店が食べログ3.7前後に集まる。
・今の食生活が情報に踊らされているという実例がある。イギリスで口コミサイトの情報だけを信じて自分の感性を信じていないことを証明するため、フリーライターが自作自演ででっち上げた実例がある。
その店は1日だけ営業し、1組のみ本物の客であとはサクラ。料理はレトルト食品を出したら最高のお店で食べる料理は最高と感じていたもの。
・人は情報があって、初めて美味しいという感想を持つ。
・皮肉なことに人気店に並ぶことで、その店が繁盛していると自らそう思ってしまう。食べログは上手に使うべきである。
◆目的と手段の逆転現象が起きている
・例えば、何のためにノートを取るのか?
目的は理解するためであるが、あまり勉強が出来ない子は綺麗にノートを取ることが目的になってしまっている。
◆将来、教師志望の学生の質疑応答
Q1 授業はどのレベルに合わせるべきか。
A1 現行の教育制度では、学校の授業は平均学力に合わせるべき。
本来は高いレベルの教育を実践し、足りない部分は個人の努力で補うものであるが、平均的なレベルに合わせるしかない。集団授業は150年前から変わっていない時代遅れ。
Q2 勉強が苦手な生徒への向き合い方は?
A2 小学校1年で授業スタートする際、同じスタートラインではいない。
というのも小学校入る前に子供とのコミュニケーションが取らなくて小学校まで積み重ねて行くと子供が勉強出来るようになるとは思えない。
親がうちの子は勉強出来ないので、先生なんとかしては先生の負担が大き過ぎる。学力格差は親にも責任がある。先生が心掛けるのは、小さな進歩を褒めるべき。
Q3 生徒になめられないか不安である。どうしたらいいか。
A3 なめられるのではないかという不安は生徒に伝わる。
キャリアがなくても自信を持たないとなめられる。間違った時は素直に謝る。生徒から信頼を得るには、きちんとした服装で対応すべき。
Q4 人間形成に必要な文化祭や体育祭などの行事を成功に導くには。
A4 自分の成功体験を生徒に伝えるのは危険。
自分がこうだったから子供たちもこうだろうではなく、自分はこうだったけど、子供たちもそうかな?
その子に合うものは何か、感動の再生産を図るのは押し付けになることもある。
成功体験が一番人の目を曇らせる。クラス全体の思い出よりも個人の進歩を褒めるべき。
Q5 学校の顧問を頼まれたらどうするか
A5 ブラック部活はブラック企業につながる。
部活を学校でやらなきゃいけないのは一つの思い込み。
経験のない顧問をすることで生徒にとって幸せなのか。
学校の先生も部活が負担であれば、色々なやり方を考える時代に来ている。上の人からこうだと言われたら何でもする。
理不尽がまかり通る縦社会が未だに残っている部活がない訳ではない。
上に言われた事を従順に動ける人が企業に入ると体育会系でフットワーク軽いと言われる。
◆嫌われる働き女子より最も嫌われるSNS女子 (SNSで裏の性格が判明)
1位 Facebook女子
実名登録が基本なので学歴・職歴を出せる。実名登録がゆえに肩書き主義に陥りやすい。
Facebook女子がパートナーに求めるものは職業のステータス、学歴。欧米では、あなたは何が出来るか、どういうパフォーマンスや能力を持っているかを聞くが、日本ではあなたは今、何をやっているのか、肩書き重視が顕著。
2位 Instagram女子
利用増加No1。
見せたいものが、実は違うパターンがある。サンダルを見せたいが、実は美脚。さらにポエム系が嫌われる。ありふれた日常を詩にする投稿。ストーリーズ機能:他人のリアクションは本人しか見られない。投稿は24時間で自動的に削除。
3位 Twitter女子
◆期待値の考え方
・降水確率で40%で傘は持たなくてよい。
傘を持つ、持たないの判断には、明確な思考のプロセスがあるかどうかである。何故、傘を持っていくことを迷うのか?ひとつは傘を持つと荷物が増える負担がある。もうひとつは雨に降られたら濡れるので、不快となる。
・傘が荷物になる不快感を10とすると、万が一雨に濡れた時の不快さは倍の20とする。この不快は個人や環境によって異なる。
・傘を持ってる場合は雨が降ろうが、降るまいが、ずっと不快感は10のまま。
・傘を持たずに雨に降られる時の不快感は40%×20=8となる。
したがって、降水確率40%では、傘を持たなくてよくなるが、10や8を期待値という。
・また、傘を持たなくて雨に降られコンビニで傘を買う不快はもっと大きいと考える。40%×30=12となる。こうなれば、傘は必要となる。
・いろんな現象を確率に基づいて計算し、数値化して行動を選択して行くことが必要である。
・期待値は自分のパターンで考えてみることが大事である。
◆家電製品の延長保証はつけるか、つけないか
・テレビを価格10万円として、その延長保証は仮に3千円とする。
考え方として、テレビの故障確率を考える。これが期待値の考え方である。
・過去に何度テレビが故障したか。仮に1/100 とするが、現実はもっと少ない。
・これで期待値を計算すると10万×1/100=1千円。1千円までなら払うことに合理性がある。
・だから3千円の延長保証はつける必要ない。
◆物事を1日で考える (2019年データ)
・1日で全国のコンビニで廃棄される食品は100万食。
売れ残り、食べ残し自宅、飲食店などでの年間の食品ロスは約632万トン。ちなみに飢餓のために年間の海外への食料援助は約320万トン。
・1日に発生する万引きの被害額は12億6,000万円。万引きの年間被害額は4,615億円。
・1日に失われる日本の田畑(人口減少などで失われる田畑) 東京ディズニーランド1.3個分(約68ha)
・1日で病院で新たにがんと診断される人は2,800人。2人に1人。3人に1人が死亡というデータもある。
・1日に亡くなる人は3,541人
・1日に日本国内で送受信される迷惑メールは4億6,213万通。
・1日にビジネスマンが迷惑メールの処理にかかる時間は8分。1年間だと49時間。
1日8時間労働とすると1週間の労働を無駄にしている。
◆子供にウチの年収を聞かれたらどう答えるのか
・小学校低学年の子供に対しては、
お父さんやお母さんが一生懸命働いているから今の暮らしが出来ている安心感の源はお金だと説明する。
具体的な金額を言う必要もないし、うそをつく必要もない。
・中学生に対しては、
お父さんやお母さんは人の役に立つことをしてその対価としてお金を貰っている。
世の中の役に立つことが結果としてお金になる話をする。
・高校生に対しては、
色々世間の事を知っているので、状況に応じて具体的な話をする。
・モノの見方、考え方を変えなければ、仕事のやり方は変わらない。
・自分にも見えてない現実がある。トップもボトムも見えてない現実がある。
そのことを受け入れる素直さ、見えてない現実を見ようとする努力が大切である。
・トヨタはトヨタらしさを考えていくことで人事制度の中で学歴・職種・職位などの線引きや区別なくすことを決めた。
◆今後、線引きや区分けがあるとすれば。。。
・成長しようと努力する人と努力しない人。
・仲間のために働く人と自分のため働く人。
・ひとりの人間としてどう生きるのかの違いです。これが人間力として評価していくものと考えている。
◆ロバと老夫婦の話
2020年 トヨタ自動車 株主総会での質疑応答の中で。。。
・ロバを連れた老夫婦が一緒に歩いているとこう言われる。何故、ロバに乗らないのか?
・今度はご主人がロバに乗って、奥さんが歩いていると威張った旦那さんだなと。
・そして、奥さんがロバに乗ってご主人が歩いているとあの旦那さんは奥さんに頭が上がらないんだ。
・最後は老夫婦揃って、ロバに乗るとロバが可愛そうという。
・情報によって人を傷つけることも出来れば、又、元気にすることも出来る。大切なのはその情報を伝えることによって、何を実現したいのか。もっと言うと、どんな世の中を作りたいかということ。
・要は言論の自由という名のもと、何をやっても批判される事だと思う。
・最近のメディアを見てみると何がニュースかは自分達が決めるという傲慢さを感じずにはいられない。
・1億総ジャーナリストと言われるくらい誰もが情報を発信できる時代である。
◆トヨタのひとり勝ちに対しての思い
・トヨタがひとり勝ちということを耳にしたが、ひとり勝ちと言われるたびに思うことがある。
・ひとりも勝たなかったら、この国はいったいどうなるんでしょうか。
そして、ひとり勝ったその会社がその勝ちを何に使うのでしょうか。
・私は今のトヨタは自分のためではなく、世の中のため、普段からトヨタを応援いただいている方々のためにこの強さを使える会社に生まれ変わってきていると思っている。
・ひとりでも勝たないとインダストリー(産業・工業・製造業)は支えられないし、又、この国も支えられないと思う。
トヨタが目指しているこの町一番の工場も支えることは出来ません。
大変な時期ではございますが、大変な時期だからこそ、株主の皆様には、その想いをご理解いただき、ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
◆時間の手綱を決して相手に渡さないこと
・時間の手綱とは時間の主導権のことで手綱を自分が握っているか、相手が握っているか。
・時間を決める時に両者がコントロールできる時間に大きな差が生まれる。
【悪い回答例】
いつでもいいですよ。あなたの都合で決めて下さい。はダメで手綱を相手に渡す事になる。相手への気配りだと思いがちですが、大間違いで単に時間に甘い人と相手からなめられ、どんどん相手の都合を押し付けられてしまう。
また、電話で相手が不在の場合はお戻りになったら電話を下さるようお伝え下さいと連絡するといつ掛かってくるかわからないからイライラし、精神衛生上、良くない。
【よい回答例】
では、明日の19時にオフィスで。
こうすれば自分が手綱を握り時間を有効活用でき自分で時間をコントロールできる。また、電話で相手が不在の時はこちらからかけ直しますと返事する。
◆物事の考え方の“かきくけこ”
か→簡単
・人は複雑なものや難しいものを上等で質が高いと思いがちです。
しかし、難しく考えたために手間をとったり、もう一歩のところであきらめかけたことはないでしょうか。
かけた時間分だけ、成果が得られるとは限りません。
・それよりも何事にも「簡単に」を意識するだけで、思考が整理され、行動にも無駄がなくなるものです。
き→興味
・今、やらなくてはならないことが2つあり、重要度が同じとしたら、自分の興味の湧く方を優先させる。
・その方が時間を節約できるだけではなく、やる気が持続し、成果にもつながりやすい。また、行動に弾みがついて、その後の動きもスムーズになるという効果もある。
く→グレー時間
・仕事をしているでもなく、遊んでいるでもなく、休んでいるでもない、何もしていない時間のこと。こうして、悩んでやらなければならないことを後回しにしたり、迷っている時間はまさしくグレー時間です。
・時間がないとこぼす人ほど、このグレー時間が多い人です。
時間を活かすには、グレー時間を減らすことです。
け→決断
・決断は15分で下すようにしている。15分以上かかっても決断出来ないものは必要ないものと考えるのです。企画や物事はじっくり考えて選ぶという人もいます。
・どちらがいいかはその人によって異なります。決断を先延ばしにしていい結果が出たためしがありません。
こ→行動
・期限までに目標達成するには、有限実行のみです。
・後回しすればするほど、費やす時間は膨大になると覚えておきましょう。
・ 数々の著名な本を読んで、なるほどと思った人がいるかもしれません。
しかし、人間というものは体験に基づかない知識は全て忘れてしまう生き物です。
但し、その著名な人の言葉を本当に理解するためには、膨大な数の経験と失敗が必要で、どれほど素晴らしい言葉でも体験が伴わないと自分のものには出来ないのです。
・その意味でも行動することが最も大切だと考えています。
・実際に行動を起こして失敗をして、小さな傷をたくさん作ることが最も大切だと考えています。
人は窮地の中で育ちます。試練を経て確実に大きくなるものです。
・窮地を経てない成功者などは一人もいないし、順調な時だけ大勢と一緒に波に乗ってうまくやっているだけならそれは成功者とは言えません。
・だから、失敗や逆境というのは、成功のためにとても大切で貴重なものです。
・お金持ちになりたいと心から願い本気で行動を起こしたとしてもその想いが成就するまでには、非常に長い忍耐の期間は避けられません。
・決して道のりは甘くはありませんが、最後は、それはあなたがやるかどうか、この一言につきます。本を読んだだけでは、何も変わらないことだけは強くお伝えしておきたい。
◆成功をつかむには自分自身が挑戦し、膨大な量の成功と失敗を積み重ねてほしい
・成功と失敗は紙一重です。最後の最後で成功に持っていけるかどうかは一貫して自分を信じ抜く強い心があるかどうかだと思っています。
あなたが真の成功者になれることを期待しています。
・得意領域でこそ油断は禁物。人は得意領域で失墜することがあります。
油断するというのは、余裕がある状態です。余裕があるのは慣れている活動や自分に自信がある時です。人は自分が得意な領域でこそ、最大のミスを犯すことがある。
・こうゆう時こそ、足元さえしっかり見続けられている限り、それはあなたの強みであり続けてくれます。
・どんな得意な領域でも成果が出ていても油断をしないように注意するのが大事である。
◆小さな収入、小さな支出にこそ最大の注意を払え!
・毎月の数百円、数千円の規模の支出は気にとめないと思いますが、このような小さな支出の総額を過去から現在まで全て足すとあなたは唖然とすることになります。
・月払いのように局所的にたいしたことのない金額は支出に痛みを伴わないため、財布の紐が緩みやすくなるのです。
たった数千円、数百円の積み上げだけでもまとまった勝負のできる大きな軍資金になるのです。・これまでの幾重にも及ぶ経験から言えることはお金に愛されるためには、自分の満足できる基準を徹底的に下げて生きるということが大切である。
・もっと広い家、もっと美しい恋人、もっと凄い人脈。。。もっともっとに限界はありません。
・すでに成功を収めているにも関わらず、さらなる高みを目指そうとする人間の性が逆に転落への引力となっているのです。
これが私が体験した最大の痛みです。足るを知るとは、すなわち満足することです。
◆今、あるものに感謝する。 あなたの満足の基準をひたすら下げて下さい!
・そして、どんな食事にも、どんな環境にも深く感動していくことが大切!
・小さなテストを繰り返せば、直感力が伸びる 一般的に、人は左脳を使って論理的、ロジカル的に考えてから物事を決めます。このやり方では、判断に時間がかかります。これに対して直感、勘、感覚、ひらめきなどロジックでは、説明出来ない思考を取るのが右脳です。
・この右脳は即座に直感でアタリをつけます。好き、嫌いという感情があります。
・一枚の絵を見せられた時、誰でも好き嫌いを瞬間的に決めることが出来ます。
右脳も同じで判断していないように見えるが、実は脳で判断しているのです。
・ただし、いくら直感が働いたとしても、いきなり、アクセルを全開するのは大間違いです。
それは経験値が不十分だと直感のセンスがよくないからです。
・直感がいいと感じると資金を全て投入し、働いていた会社を辞めて独立したりとその時点で全力投球に近い行動を取る人がいます。
・そのやり方では、まず成功しません。
副業や投資が会社の給料を超えるレベルになったら、そこで初めて、会社を辞める選択肢も生まれてきます。
純資産1億円を必達目標とする。 その純資産1億円からのコップからあふれた水だけをすする。
あふれ出た水だけをすすっていれば、元本資金は減ることはない。
・この状態になれば、面白いようにお金がお金を呼ぶようになって欲望を満たしつつ、さらにお金持ちを目指すという一挙両得が可能になる。
・純金融資産1億円が富裕層と定義されており、5億円以上は超富裕層と呼ばれている。
◆収入が増えても生活レベルを維持する。 何事も最低限のレベルで我慢する!
・例えば、流行のオンラインサロンを開設して、大きな収入を得たばかりに生活水準を上げてしまい、その後転落や凋落をした結果、生活が維持できなくなって、アカウントを消していなくなった事例もあるようです。
突然、儲かったから豪華なマンションや時計を買うなど生活が派手になると危険信号のひとつです。
・逆に長らく安定的にトップに君臨するような逸材は結果が出たとしても、欲に負けることなく淡々とそのままの生活を維持するものです。
・ところで流行のオンラインサロンで月額×人数×12ケ月で年間売上を予想するのはよいが、会員数が◯名いて年間いくらととらぬ狸の皮算用をしがちになりますが、会員をずっと維持することの方が稀であり、会員とは、すぐに飽きるのが原則です。
また、会員は次の流行を追いかけるもの。それが悲劇の始まりです。
・人は勝つと油断し、もっと欲しくなり、負けるとそれまでの負けを取り戻そうと躍起になります。
そうこうしていると悪い意味でいい加減になり、大きなロットで一発逆転の勝負をするようになっていきます。
つまり、投資やギャンブル的に捉えてしまった時点で、人間は感情的に大負けに突き進むようにプログラムされていると言えます。
・だから、一時的に稼ぎが多くてもその稼ぎを信じてはダメなのです。
◆ここまでのまとめ
〇 収入が右肩上がりで増えても、その増収は一過性のものの可能性が高く、生活レベルを上げない。
〇 不要なものを買わない。
〇 安易な拡大をしないということ。
・むしろ、お金が増えれば増えるほど、コストカットしていくとお金持ちになれます。
・さらにもう一つ、大きく儲けたから、そのお金を使って成功者と同じ事をすると物欲が開放される危険性があります。
・そうすると家賃の高いマンションに住んだりすると、服も高いものを着るようになり、行く飲食店も変わっていきます。高級車や時計も購入するでしょう。
・そうなると、俺はすごいという自己正当化バイアスがかかり、どん底に落ちるまで勘違いは続きます。
・見栄を張り、背伸びした人の9割以上がそうなっています。
そうならない為には、常に欲求不満でいるということが大切です。
・消費や欲望を先送りすれば、それを叶えるためにお金を稼ぐ原動力になり、その分だけお金が増えていきます。
欲求不満は最大の行動原理です。
つまり、成功の哲学とは、我慢の哲学とも言える。
・今、100万円で何かを買うよりも、将来それが1億円になるまで、大切に育てようと思うことができるかどうかです。
1億円になりさえすれば、たとえ5倍の500万円を消費しても9,500万円も手元に残るのです。
その方が結果として自分も得すると思いませんか?
だからこそ、お金が増えた時こそ、使うことを我慢することが大切です。
・真のお金持ちになるには、再投資が常識。消費を先送りしたら、次にすべきことは再投資です。
・つまり、ここからは実入りを増やすための増収です。短期的に増えたお金を再投資し、そこで利益が出たらまた再投資する。
これを繰り返すことでお金を増やしていくのです。
・単純ですが、真のお金持ちになれる方法はこれしかありません。
◆何でも大きく起業すると、ほぼ失敗する
・あなたが会社で働いているなら、その会社を辞めてまでベンチャー企業を起こすような選択肢は基本的に取らない方がいい。
それは今は起業して組織を作るより個人で稼ぐ時代だからです。
・従業員的な思考から脱却して個人商店のオーナーの感覚を今こそ持つ必要がある。個人商店のオーナーは自分の店を繁盛させようとみんな必死です。その必死さが脳を鍛えることになるのです。逆に必死でないお店は潰れてしまうはずです。
このようにこの世は諸行無常で甘えは厳禁。創意工夫と努力を怠れば一寸先は闇。
・この意識の変化を起こすためにも、まずは個人会社を所有してみることを勧めます。きっと少しずつ意識が変わり始めることを実感するはずなのです。
◆人間というものはハコがあるとそこへ何かを入れたくなる性質を持っています
・貯金のない人に鍵のついた貯金箱を渡すと貯金額が増えたという実験結果もあるくらいです。
・会社を作れば事務所のようなスペースを設けたくなり、名刺を作れば自分がそこで仕事をしている実感も湧きます。
・サイトを開設すれば、閲覧者が増えるにはと考えます。
つまり、そこにハコがあればハコの中身をもっと豊かに充実させようという意識が自然と生まれてくる。
◆時間と余力を常に確保して、やる事にフォーカスすべき
・だから、くだらない感情に固執して意固地になって、争うことは自分も損であり、時間も無駄であることを肝に銘じておくこと。
・法律とは不完全であり、どう判断されるかはその時の担当者次第ということが一つ。運の要素もある。
・もう一つは税務署を含む行政や権力、法律とはなるべく戦うべきではなく、うまくコミュニケーションをとりながらお互いが妥協できる中間となる落としどころを探して良好な着地点を心がけるべきだという点です。
・従業員的な思考からの脱却。お金持ちになりたいなら個人会社を持つことは絶対条件である。
・永続的にギャンブルで勝ち続けることは不可能である。
パチンコ・パチスロは賭け金の20%、公営ギャンブルは25%、宝くじは50%胴元に持っていかれる。
・ギャンブルとは、胴元に必ず利益が入る仕組みビジネスです。
よって、参加するものへの還元率は100%にならないように緻密に計算されています。
理論上、永続的に勝ち続けることは不可能です。時間の問題でいずれ負けるように出来ています。
・このように期待値が低い遊びにお金と時間を使うのは損失以外何でもない。
期待値が低いのではなく、期待がないと思うぐらいがよい。
・それ以上に問題なのがギャンブルが持つ中毒性です。
◆快楽物資
・人間の脳には、種の保存のために必要な食欲、性欲などを満たすことで得る快楽を報酬として認識する部位がある。いわゆるドーパミンという快楽物資である。
・ギャンブルによる快楽物資の量は凄まじくギャンブルにのめり込んだ人はセックスよりもはるかに多くの快楽を得ているように思える。
・日常的にギャンブルをやっていると次第に脳の反応が鈍くなり、より多くの快楽を得るために行動がどんどエスカレートしていく傾向がある。
・賭け金が多くなり、一発逆転の勝負に出やすくなっていくのです。
もはや、この状態となるとコントロールは利きません。
・いくらやめようと思っても自分の意思では、やめることが出来なくなり、借金までしてでも、より多くのお金をギャンブルにつぎ込むようになる。
・その背後にあるのは、これまでの負けを取り戻そうとする動機です。
これがギャンブル依存症で地獄の始まりです。
・ギャンブルとは、巧妙に仕組まれたトラップそのものです。カジノには時計がなく窓もありません。
・時間を忘れさせて長く遊ばせるため、現在が何時で外が暗いのか、明るいのかも外に出て見なければわからないように設計されています。
・豪華なインテリアや美女が運んでくる食事やお酒も至れり、尽せりのコンプサービス(顧客優遇サービス)も全ては最終的に客により多くの大金を負けさせるためです。
・そして、世界中のお金の猛者たちがこの仕掛けで一網打尽に死屍累々となっていくのです。
・ものを大切にし、ひとりの女性と深く向き合い、ほどほどのお酒と定期的な旅行で幸せを感じること。
・プライドや見栄、自尊心は1円の得にもならないし、誰かに評価を求めてはいけない。
身近な人が評価してくれるようになったらそれが最上の腹八分目です。
◆お金には、3つの機能がある
①価値の保存
②交換
お金を媒体として、モノとモノの交換、モノとサービスの交換
③価値の尺度
お金がモノやサービスの値段を表す
・今日一日、やるべきことをやりきっているか
・不安は疑問に変え、疑問は質問に変えよ
・知っているのと知らないのとでは大違い
・同じ思考・同じ行動からは同じ結果しか生まれない
・圧倒的な成功を妨げる一番の要因はそこそこの幸せ
・成功するための一番の秘訣は成功するまでやり続けること
・あきらめることが最もラクなこと。しかし何も変えられない
・批評・批判は何も生み出さない。時間の無駄。
・自分の評価は自分で決める
・その消費は「投資」か「浪費」か お金の生かし方で人生が変わる。
・結果がすべてではない。そこに至る過程こそが重要である。
・死ぬこと以外はかすり傷。でも経験上、骨折は痛い。
・立ち止まることは後戻りすることに等しい。
・一瞬のハッピーがあれば、人はまた走れる
・平凡を守るための努力は非凡なり
・早く行きたければ、ひとりで行け。遠くまで行きたければ、みんなで行け。
(If you want to go fast, go alone. If you want to go far, go together.)
・結果は選択できないが、行動は選択できる
・やらなくてする後悔より、やってする後悔をしよう
・人生我以外、皆師なり
・過去と他人は変えられないが、未来と自分は変えられる
・No one is perfect(完璧な人はいない)
・人生は一度きりブレーキは踏まない
・自分が受けた恩や愛情は次の世代に返す、バトンタッチする
・復讐や憎しみだけじゃ未来は創れない。夢を見ることで明日が拓かれる。
・手の届かない未来でなく、手を出せる今を変えることが大切
・大衆はいつも間違う(ナイチンゲール)
・人は分単位で時間を節約しながら年単位で時間を損している。
・情熱が才能だ!
◆成功法
成功は次の3つで決まる
① 強いマインド
② 行動力、行動量
③ テクニック
◆勝者のセオリー
不動産投資は相場より圧倒的に安く買って、激安で、リフォームをして満室にし、高利回りで運営した上で、最後に買ったときより高く売れば、確実に儲かる。
・結果 = 知識×行動力×決断スピード
◆靴を売る営業マンの話
・マーケティングをされた方なら、この話はご存知と思います。
とある国で靴を売る営業マンの話です。 その国で裸足で生活する人々を見て
営業マンA 普段から裸足で生活している靴が不要な人たちなので、靴が売れない。
営業マンB 裸足で生活しているが、住んでいる人全員に売ったら、すごい儲けになる。
・同じ裸足で生活する人を見て、営業マンAさんと営業マンBさんの思いはマーケティングに対して正反対の考えです。
・人それぞれ、物事をどういう捉えるかの違いで結果が大きく変わるという話です。
本当の原文は次頁のとおり。
南太平洋に浮かぶ島に自分たちの市場があるかどうかを検討している香港の製靴メーカーの話がある。
・調査はマーケティングの出発点である。調査をせずに市場参入を試みるのは、目が見えないのに市場参入するようなものだ。
本当に市場がないのか、実はあるのか、調べてみないとわからないので、カンタンに判断するものではありません。事実を確認した上で分析し、そこから判断して行動すべきである。
・その島に派遣された営業マンAは、状況をざっと見て、社長へこう電報を寄こした。「この人は靴をはいていない。ここには市場はない」。
・その報告に納得できなかった社長は、営業マンBを島に送った。
営業マンBは、「ここの人々は靴をはいていない。ものすごい市場がある」と社長へ電報を打った。残念なことに、この営業マンBは圧倒的な数の裸足の人たちを目撃してわれを忘れてしまったため、今度は営業マンCが送り込まれた。
・部族の首長と数人の現地人にインタビューした営業マンCは、社長へこう電報を送信した。ここの人々は靴を履いていない。
・しかしながら、彼らは足に問題を抱えている。靴を履くことで足の問題が防げることを首長に示した。
首長はその考えに夢中になっており、部族の人々の70%が一足10ドルの価格で靴を買うだろうと、首長は判断されるだろう。
・初年度、われわれは5,000足を販売できる見込みだ。
島に靴を運ぶ輸送費と流通経路の整備にかかる費用は一足あたり6ドル。初年度の利益は2万ドルを超える計算になる。われわれが計画している投資額からすると、投資利益率(ROI)は20%となり、通常の15%を上回っている。言うまでもなく、この市場に参入することで、将来、手に入る価値は高い。ぜひ参入すべきである。
◆比較優位の考え方
・トップは「比較優位」で考えており、案を出す時は3案を出す。
①最善と考える案 ②その対極案 ③中間のマイルドな案
・1案だけもってきて、メリット、デメリットを説明されてもその優位性がわかりにくい。1案だけではなく、その対極案、中間の案の3つ用意してそれぞれのメリット、デメリットを比較して説明してくれると判断しやすくなる。
・案を検討する時に重視したのが、比較優位という考え方です。
・この比較優位の考え方は実行できるリーダーになるために非常に重要なものです。
・新しいことや改革を実行しようとする際、問題点ばかり挙げる人がいます。
もちろん、どんなことにも問題点はたくさんあるでしょう。現状の問題点と新しい問題点の両者を比較して「よりましな方を選ぶ」、「よりましな方の問題点には目をつぶる」という考え方が大事です。
・日本の議論にはこうした「比較優位」の考え方が足りないと痛切に感じる。
よい仕事をするには、いかに想像力を働かせられるか?
・仕事というのは、いかに想像力を働かせられるかが、出来不出来を決めます。
「上司はどう見ているのだろう」、「トップは」、「顧客は」という想像力のない人はいい仕事ができるようになりません。
・仕事の段取りも先が読めるかどうかという想像力の問題です。
先手先手を打てる人は常に物事の進み方を想像して、あらかじめ段取りを組んで、対応していきます。
・反対に想像力が働かない人は後手後手にまわります。
「これが足りない、あれが足りない」と右往左往し、場当たり的な対応をせざるを得なくなります。
・後手にまわると上司から「あれはどうなった」と進捗を聞かれた時点でアウトです。
●開口一番はさわやかな挨拶から
・空気をよくするのは、出会いがしらの挨拶からで「開口一番はよろしくお願いします!」という。
・ 不思議なもので、「宜しくお願いします」と言われると、人は好意的に受け取ってくれるので、よろしくされたくない人は少ない。
●最初の話は天気やニュースなど当たり障りのないものが正解
・タテの軸(話の深さ)と横の軸(話のバリエーション)さまざまな話題(横)を振りながら相手の興味がある話題(タテ)を深めていく。
●雑談に適した話題とそうでない話題
・気候/相手の会社情報/衣服・ファッション/健康/趣味/最近のニュース/出身地/血液型/仕事
・雑談で出すべきではないのは政治。宗教の話で思想が違うので議論になってしまう。
●人の心をつかむのは「雑学」ではなく、「使える知識」
・働く人ならおさえておきたい情報ソース
・「そうですね」、「なるほどね」など会話を止めずに一言足して返しながらオウム返しで話を繋げていく
●つい話したくなるフレーズ
・話し手が自然と語り出してしまう質問は「何か特別なことをされているのですか?」
この質問は自分が生活の中で頑張っていること、拘っていることを褒められれば、誰だって嬉しいわけです。
●あいづちのさしすせそ
・具体的によいあいづちはその話を受けて、「自分はどう感じたのか」を相手に伝える言葉を選ぶとよい。
●知ったかぶりは「テキトー」な印象、能動的な質問は「誠実」な印象
・知らない話が出てきたら知ったかぶりせずに聞けば良い。一番まずいのは、わかったふりをすること。これはいい加減な人やテキトーな人になる。
・知らなかっても自分の解釈や意見、情報を足して尋ねること。
●会話が終わったらメモをとる。振り返りが出来る人は強い
●人をひきつける技術(オノマトペ)
・オノマトペはフランス語で、音や感情の様子などを表す擬態語や擬声語。
例えば、雨が降ってきたの「ザァーザァー」に当たる部分。
・話芸の達人はこのオノマトペとその言葉に合わせた身ぶり手ぶりをうまく使うことで話の臨場感を与えるのです。
●第一印象
・アメリカの心理学者ティモシー・ウィルソンは「人は初めて出会った相手を最初の2秒で値踏みする」という。
・人間は無意識のうちにたった1秒で14,000もの視覚情報を取り入れて 「正直そう」、「優しそう」、「誠実そう」、「頼りなさげ」、「暗そう」といったおおよその印象をつくり、会った時点で好き嫌いのだいたいの印象が決まるという。
・研修でも、仕事ができない人は部屋に入って来た瞬間の顔でわかります。
●好かれる表情の作り方
・次の2枚の写真を見てください。
・左の写真は「なんだかぶすっとして感じが悪いなぁ」と思われなかったでしょうか。
・普段生活している時は、ほぼこれと同じ表情を誰もがしています。
・思わず好かれるような表情は右の写真のように「上の前歯6本以上見せて口角を上げる」ことを習慣にすること。
・口を結んでいるときも口角を上げることを意識する。
●雑談ゼミ
・役員は雑談を通して何を見ているのか。
・それは、この人物が本当に信用に値するのかどうかをコミュニケーションの取り方や教養レベル、ビジネスマンとしてのマナー、身だしなみなどあらゆるところを雑談を通して審査している。