体温の重要な働き


皆さんもご存じのように、人間は哺乳類で鳥類と同じように体温が変わらない恒温動物である。

恒温動物とは反対に周囲の温度変化によって、体温を変化させる爬虫類などの変温動物がある。


人間には、体温を一定に保つ調整機能が備わっており、体温を一定に保っているのは、エネルギーを効率的に消費するためと言われている。


体温の重要な働き


コロナのような感染症が起こった時に、体温が上昇する理由は37℃くらいでウイルスが増殖しやすいので、さらに体温を上げてウイルスの増殖を抑える働きがある。


多くの免疫細胞は37〜40℃で活発化するので、ウイルス退治を助ける働きがある。


また、発熱した時に身体がだるくなるのは、大量のエネルギーを出して体温を上げるために身体が疲れるからである。

なので、感染時のみ体温を上げて普段は平熱にしてエネルギーの消費を抑えている。



平熱は人種や筋肉量によっても異なる



人間の体温は筋肉量に比例するので、欧米人やボディビルダーなど筋肉量が多い人は体内の酸素消費量が多いので、一般的に平熱が37℃を超えており、37.2℃くらいから高い人で37.5℃もある。


体温調節の限界


人間の身体は環境に合わせて体温調節する機能が備わっていることをお伝えしましたが、体温そのものの変化の許容範囲は、そんなに広くありません。

体温が35℃以下になると低体温症となり、生命の危機となります。

また、逆に42℃を超えて生存することも難しいとされています。

このように体温調節は、私たちが生きていくうえで、どうしても必要な、そしてとても重要な機能なのです。



ちなみに体温計の測定範囲が35℃から42℃となっているのは、そのためです。



出典元/「人間の体温の基礎知識」から引用

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