身体の不思議
わたしたちの人間の身体には、未だに医学的に解明されていない不思議があります。その中でも次の5つについて、ご紹介します。
①新人類か、旧人類か
②情動伝染
③尿意センサー
④別腹
⑤しゃっくり
①あなたは新人類か、それとも旧人類か
チェック方法は5本の指先で何かをつまむようにしてダチョウの頭のような形をつくる。こんな形をしてみてください。
この時に手首に筋のようなものが浮き出ている人は旧人類である。
この筋は長掌(チョウショウ)筋腱といって、猿人だった頃に木登りに使われていたとされており、その名残で今では必要とされていない。現在では20人にひとり、この腱がない新人類が存在している。あなたはさて、どっちだったかな?
②情動伝染
情動伝染とは、あまり聞きなれない言葉であるが、あくびのように伝染するものをいう。
普通、あくびは親しい人がするとうつりやすい。例えば、夫がすると妻にうつる、親がすると子供に伝染する。これは相手の行動・感情が無意識にうつることで他の人の感情の理解や共感する能力に非常に関係している。特に理解したい人と思う人・興味のある人に出やすいと言われている。
③尿意センサー
膀胱には、尿意センサーがあり、半分くらい溜まると脳からトイレに行けと指令が出る。
緊張状態となると交感神経が優位に働いて、尿道を締め過ぎてしまい、膀胱が過剰に刺激されて尿意センサーが働く。よくプレゼンする前や大勢の前でスピーチする前などは緊張して尿意をもよおすが、これは尿意センサーのせいだ。
◇頻尿の一般的な目安
昼の排尿が8回以上、夜2回以上なら頻尿の疑いがある。
◇頻尿改善トレーニング
骨盤底筋トレーニングがおすすめ。
骨盤底筋が緩んでくると尿もれ、頻尿の原因となる。やり方は肛門を3秒間締め、2秒緩める。10回を1セットとして1日2セット行う。これを続けると骨盤底筋が鍛えられて、尿もれや頻尿が改善される。
④別腹
別腹とは、本当にあるのか。これは本当にあるらしい。
自分の好きなものを見ると満腹であった胃が蠕動(ゼンドウ)運動し、胃腸の動きが活発になる。好きなものを食べると脳が胃から十二指腸へ食べ物を送れと指令を出す。
例えば、夜ごはんを食べて、満腹になっても大好きなスイーツやショートケーキを食べられるのが別腹だ。但し、何事にも食べ過ぎには要注意だ。
⑤しゃっくり
しゃっくりとは、異常な飲み込み反射のこと。しゃっくりは食べ物を飲み込み際に喉に詰まりそうになると危険を察知して脳が飲み込まねばと、しゃっくり中枢が働き、しゃっくりが誘発される。
◇効果的な止め方は、次の3つ
ア.耳の奥に指を入れる。
耳の奥にある迷走神経を刺激することでしゃっくり中枢の働きがおさまる。
イ.水を飲む
水を一気に飲むことで、食べ物は流れたと脳に知らせてあげる。
ウ.ビニール袋再呼吸法(最も効果がある)
ビニール袋を使った呼吸を30秒ほど行うとしゃっくりが止まる。
これをすることで動脈内の二酸化炭素濃度が上がり、脳が窒息すると勘違いして、呼吸に専念するようしゃっくり中枢の働きがおさまる。
ただし、1分以上はやらないこと。ビニール袋がない場合は効果が下がるが息を止めるとよい。
出典元/「人間の身体の不思議」から引用
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