医者がすすめる賢いお酒の飲み方

健康に良いお酒の飲み方


コロナ禍で懇親会や送別会などの飲み会イベントが出来ない昨今ですが、お医者さんが提唱されている医学面からみた身体によいお酒の飲み方を紹介します。

次回、飲み会がある時に実践してはいかがでしょうか。


まずは飲み方から


1杯目から濃いアルコールを飲むとアルコールの血中濃度が高くなり、血圧や意識に影響する。

1杯目のおすすめはビール、ハイボール、サワー。これらのアルコール度数が5〜8%


アルコールを飲むと何故、酔うのか


アルコールは胃と腸で吸収され、肝臓で分解されて全身に運ばれる。肝臓で処理できる量は決まっており、急激にアルコール量が増えたり、許容量を超えると分解しきれずに体内に残るため、酔ってしまう。


ビールには、苦味がありアルツハイマー認知症を遅らす効果があると報告がある。効果があるのはホップに含まれる苦味成分のイソα酸だ。


おつまみは、まずはサラダが最適!


サラダには、食物繊維が多く食物繊維は胃の中にアルコールを長く留まることでアルコールの吸収を緩やかにし、悪酔いを防ぐ効果がある。生野菜で味付けが少ないものが良い。

肝臓に良い野菜はブロッコリースプラウト。強い抗酸化作用で肝臓の防御機能を高める。他の生野菜と一緒に食べれば悪酔いや二日酔い予防に最適である。

おつまみ2品目はマグロの刺身


マグロの脂が身体に良い。EPAやDHAを含んでおり、中性脂肪を分解したり、脳の機能を活性化させる。また、EPAとDHAには肝臓を活発にする働きがある。


マグロの刺身にもう一品付け加える。たこぶつを注文する。タコには、タウリンというアミノ酸が含まれており、タウリンは肝臓を守る胆汁を出しやすく肝臓を保護する。

アルコールを飲む前に飲んでおきたいのがウルソ=ウルソデオキシコール酸


ウルソとは、クマの胆のうから発見された胆汁酸。ウルソは肝臓に作用して胆汁の流れを良くしたり、肝臓の機能を高めるという報告があり、アルコールを飲む前に飲むと良い。ウルソとは肝臓の悪い患者に処方してきた薬で錠剤や飲料として市販されている。


アルコールと一緒に食べるのを避けたい食べ物


アルコールを飲み際に気をつけてほしい食べ物がある。

それはスイカやメロンである。

これらは、栄養価が高くて体を潤してくれますが、大量の水分が含まれているので、利尿作用があり、アルコールと同時に摂取すると脱水症状になってしまいます。


また、同様にきゅうりにも利尿作用があるので、たくさん食べることはないですが、気をつけて食べましょう。



次のおつまみは揚げ物


油は身体に悪いことばかりではない。油は食物繊維と同じようにアルコールを胃から小腸に流すのを遅らせる効果があり、血中アルコール濃度が上がりにくくなる。油ものは消化に時間がかかり、胃に長く滞在する。そのためアルコールの吸収を妨げる。

最後の〆の一杯はノンアルコールビール


ノンアルコールビールには、二日酔いを防ぐ役割がある。アルコールを飲むと脱水になる。ビール1リットル飲むと1.1〜1.2リットルの尿が出る。入った分の水分以上にアルコールが尿になって出てしまう。ノンアルコールビールなら飲んでいる気分のまま、水分補給が出来て、脱水や二日酔い予防につながる。


〆のご飯やお茶漬けは我慢するのが良い


どうしてもの場合は蕎麦。蕎麦にはルチンというポリフェノールの抗酸化力で肝機能を助ける働きがある。


1日トータルのアルコール量は20gまで


20g換算の目安は

・ワイン2杯弱 180ml

・日本酒1合 180ml

・ビール中瓶1本 500ml

アルコール研究の考え方では、1週間トータルでアルコールの上限を超えないように飲めるか。但し、日本酒換算で一日3合以上摂ると様々な生活習慣病を含めた病気の発症リスクが高まるので、注意が必要だ。


二日酔いの対処方法


脱水になると代謝も悪くなり、水分補給は大事で身体の脱水を回復させ、アルコールの代謝を促進させる。


飲んだ夜の寝方は右を下にして寝ると良い


胃の出口が下向きになり、胃から十二指腸にかけて左から右に物が通るので、右を下にして横になると消化がスムーズになり吐き気などを抑える可能性がある。

また、柿、イチゴ、キウイなどのビタミンCが最適。ビタミンCはアルコール分解を助け、肝機能を回復する効果がある。


皆さんも身体の負担のない賢い飲み方で健康で楽しい毎日を過ごしましょう。


「医者が薦める賢いお酒の飲み方」より 引用

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