ネット時代に相応しい働き方

ネット時代に相応しい働き方とは


ネット時代に相応(ふさわ)しい働き方とは、頭でっかちになるよりも、まず行動した方がたいてい勝つ。あれこれ悩んでいるヒマがあったら、とにかく動いた方が結果的に速く、正確にたどり着く。トライ&エラーで失敗してもすぐにやり方を見直して、再度トライすれば良い。


少し前までは、PDCAサイクルを何度も回せば、最適な答えが見つかるといわれていたが、このアプローチは周回遅れになりつつある。プラン作りに時間がかかり過ぎるという致命的な問題がある。


ネット時代にふさわしいのは、とにかく、どんどん実行して、あとから軌道修正をはかる DCPAです。より正確には、DC→DC→DC→DCと、DCチェックを短期間で繰り返して、とにかく速く答えを見つけること。求められているのは、できる限り、速く結果を出すこと。


これだけ変化が激しい時代になると、時間をかけてあれこれ調べて詳細な検討を行い、緻密なプランを作っている間に当初の状況が変わってしまうリスクがある。完璧だったはずのプランはあっという間に陳腐化して、いざ実行しようという時には時代遅れになってしまう。頭のいい人ほど、時間をかけて細部まで作り込むが、短期間で結果を出すことの最大の障害となっている。


いきなり実行すれば、失敗はつきものです。10回トライして9回は失敗かもしれません。でも失敗したらすぐに軌道修正すれば、いいだけの話です。失敗してもいいという割り切りがDCPAをうまく回すコツです。


AIにとって代わられるかどうかが問題


AIには読解力がなく、意味を理解しているわけではありません。AIは我々の言うことを全然分かってない。AIは入力に応じて「計算」し、答えを出しているに過ぎません。AIの目覚ましい発達に目が眩んで忘れている方が多いと思いますが、AIは論理、統計、確率という数学の要素で作られたコンピューターで計算機なのです。計算機なので、できることは基本的には四則演算だけです。AIには意味を理解できる仕組みが入っているわけでもなく、あくまでも「あたかも意味を理解しているようなふり」をしている。しかも使っているのは、足し算と掛け算だけです。基本的には、足し算と掛け算の式に翻訳できないことはAIでは処理できません。ですから、AI研究者は世の中のあらゆることを数式で表そうと日々、頭をフル回転させている。例えば、以下のようなことを数式で表そうと考えている。

①画像処理するための方法を

②質問に応答する方法を

③英語を日本語に翻訳する方法を


これから色んな仕事がAIに置き換えられる中、読解力があれば、AIにとって代わられない。囲碁や将棋のように膨大なデータから最適手を導くにはAIは向いているが、現在のAIのしくみがどれだけ進化しても冷蔵庫の中のお茶を取るといった単純な行動(意味を理解して行動)すら難しい。


AI時代の先行きに不安を感じ、仕事や起業をする上で「困ったこと」「悩むこと」「疑問に思うこと」など問題が山積されていると思います。


大事なことは問題を放置したり、できない理由を探すのではなく、どうやったら解決できるかを考えてください。デジタルとAIが味方にいます。小さくても需要が供給を上回る仕事やビジネスを発見できたら、AI時代を生き残ることができます。


私たちが人間にしかできないことを考え、実行に移していくことが、AI時代を生き延びる唯一の道なのです。


著書 「AIvs 教科書が読めない子どもたち」/ 新井 紀子 引用           

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